タクシー −私は悪くない−

今朝、タクシーに乗ろうとし、横断歩道を渡りながら運転手さんが気づくよう挙手。乗ろうとしたら、だいぶ先でずっと手を挙げてた40ぐらいの女がつかつか来て「なんで、私の方が先なのに!」とか言われた。
お前のアピールが下手だから、気づいてもらえないんだよ、バカ者めが!と思いつつ、朝の急いでいるときに些細な諍いで時間とられるのも面倒だし、後ろから空車が何台も来ていたので、「じゃぁ、どうぞ!」と腹を立てつつも譲ってやった。
譲ってやりつつも、何だか腑に落ちない。運転手さんも、先ほど私が譲ってやったの見えていたらしいので、ついでに状況の詳細を説明して、「手を挙げたのが先も後も何も、目に付いたほうを乗せますよね?」と尋ねてみた。「そうですねぇ、目に付いたほうのお客様の前で止まりますが、基本的には手前にいる方ですよ。挙手しているのが見えているのに無視できないですし」



そらみろ!

乗せていただく側が「自分が先か後か選べない」という意味において、タクシーの拾い方も立身出世も同じだと思います。